アメリカンSpam電話

一年前、転職に伴い仕事で使う携帯番号が変わった。
そのとたん間違い電話やセールスの電話が一日に何度もかかって
くるようになった。
スパムメールも腹立たしいけど見なきゃいいだけなんだけど、
でも電話の場合は時と場所関係なく一方的にかかってくるので
これは本当に迷惑だ。
この番号を使っていた前の持ち主は、クレジットローンやネット通販、
いろんなサイト等々に安易に自分の番号をまき散らしてたのだろうと思われる。
セールス電話の内容は、学生ローン、モーゲージ、
バッドクレジット、無料旅行にあたりました、過払い金相談…
そんな内容ばっかり。この番号の前持ち主の暮らしぶりが見えてきそう。
僕の場合、まず知らない電話番号からかかってきたら
ほぼそれはこの手の電話だと確信できる。
なぜなら、基本的に仕事でもプライベートでも
電話でコミュニケーションを取ることがないから、そもそも電話番号
は人にはあげてないし、電話にまず出ない。
電話で話をするのは仕事の内輪の間だけで急ぎの時だけ。
それすらも最近はSMSでやり取りすることが多くなった。
電話で話し出すと結論になかなかたどり着かず、グダグダ状態に陥るからだ。
iPhoneの電話のアイコンはだいぶ前から使わないので奥の見えないところに仕舞ってる。

今日かかってきた電話はIRS(税務局)から。
普通は渡米したばかりの人ならビビってしまうだろう。
実は相手は詐欺師なのに、一生懸命英語を聞き取ろうとするんだろう。
でも、IRSもDMV(陸運局)もそういった公共の部署は
本人に用があっても電話などしてこない。
だってまず会話しなければならないし、これってすごい手間。
それに相手が英語話すとも限らない。
最近はスパムの電話も人件費削減なのか、録音したものが流れて
何番に電話してこいとかいうのが増えた。
だから、そんな暇は「本物の」彼らにもあるわけない。
普通は手紙でテンプレに名前が入ったものを一方的に送り付けてくる。
文句があれば電話して来い。番号はこれ。みたいな感じ
だから、IRSであろうと、ホワイトハウスであろうと、
いきなりあなたに電話してくることはない!

いったいこんなアホみたいなスパム電話の回線使用率は
全米の回線の何割を占めるんだろうか?
スパム業者もこんなことやめてもっと生産的な仕事したらどうなんだろうか?
あっ、でもこういう人たちがまともな仕事を探しに来たら、
もしかしたら雇用がぜんぜんたりねぇじゃん!ってことになるのかなぁ?
それはそれで問題だ。ん?


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