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Showing posts from March, 2012

Monterrey or Monterey

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アメリカでは出国審査というものが ない。入国は厳しく審査されるが出る ときは勝手に出てけといった態度。 空路でも陸路でもそれは同じ。 例えばこんな標識を見逃して、 「いい天気だなぁ」などとのんきに ハイウェイを走っていると、いつのま にかメキシコの国境を越えてしまう という罠が潜んでいる。 もしパスポートを持っていないなら、 メキシコで非常に難しい状況に陥り、 かといって間違えました!といって アメリカ側に引き返すことはさらに 困難を要する。きっと「今日朝出掛け てしまった。」この一点をことを ものすごく後悔するに違いない。 カリフォルニア州にはMontereyという 海岸の美しい有名なリゾート地が ある。バケーションでチケットを とったら、「r」の数を確認した方が いい。もしMonterreyと書いてあったら それはメキシコ北部の山間の工業都市 のモントレーのことだ。 アメリカの空港では国内線も国際線も 区別がない。「r」の数が一個多いこと に気がつかず、パスポートを持たず カリフォルニアのDriving licenseを提示 して 飛行機に乗り込んだ。 カリフォルニアではスペイン語/英語 の機内アナウンスなので、あなたは まだ旅行会社の犯した重大なミスに 気がついていない。 飛行機が安定飛行に入り、 イミグレーションカードを配りはじ めるのを見て、罠にはまったことに 気がつく。 さて、このMonterrey、メキシコ第三の 都市は有数の工業都市で、多くの日系企業 米国企業が進出、操業している。 ラテンの習慣色濃い南部と違い、 北部は、よりアメリカ的で、働くだけ のつまらないところだとメキシコ人は 揶揄する。 外国人が多く訪れるのは、ほとんど ビジネス目的だ。 (カリフォルニアの方はバケーション) Pic2 いつも泊まっているホテルの窓の外を 見た。荒々しい形の山々がモントレー の特徴だ。360度いろいろな形の山に 囲まれ、見ていて楽しい。 下の野外駐車場を見ると警察車両が たくさん停まっていた。 それにしても雑な停め方である。 そして、階下に降りてみて唖然。 ロビーで、防弾チョッキに銃弾を ぐるぐると肩に巻いて、頭はすっぽり 強盗御用達のフェイスマスク、 M16を片手にコーヒーを飲

Let's Nomadic working! (Chicago O'hare)

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Let's Nomadic working! (Chicago O'hare) 今日はシカゴオヘア空港の乗り換え時間が 実に6時間もあった! 出張の最終日に不測の事態が起こっても いいように最終便をいつも取る。 しかし、大体そんなことは起こらないから 早く(早すぎ)空港に着いてしまう。 金曜だから早い便に変えるのはまず無理。 時間を潰す、もて余す、ベンチで寝る、 ボケーっとする、ゲームして気を 紛らす? 実は退屈というやつは体を 精神的にも肉体的にも蝕むものだ。 だったらここで出来る仕事を、空港内 のスタバでやってしまったら?コンセントも あるし、空港という性質上回転も早い。 ちょっと待てば座れる。ほら行った。 ソファー席ゲットだ! たまった日報を書く、出張精算をする、 今回の出張のレポート書いてしまう。 メールの返事をする、おっと電話。 「いやぁ今空港でね、今飛行機にのらないと。 あぁごめんなさい遅れるぅ!」とかいくらでも言える。 面倒で話の長い電話を切るの言い訳に 空港構内の音はリアリティーを与えて くれる。 そのせいで邪魔もはいらず、はいっても 簡単に排除出来るので作業がとにかく はかどる。 元々潰すしかなかった時間を、手間と時間 のかかるルーチン的仕事に充ててほとんど 片付けてしまったので、 月曜事務所に帰ったときにはすっきり 次の仕事に取りかかれるはずだ。 事務所にある、まるで女房のように デリケートな挙動のコピー機、石器時代 遺物Faxとか、お袋のように口うるさい セキュア過ぎる社内ネット(ルール)。 Bossyが仕事のBossなどなど、 全て☆不☆要! I am Nomadic worker!

China town in indiana?? (Madison. Indiana)

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アメリカは広い。広いから街や村、道の数 も断然多い。当然その一つ一つに名前が つけられている。カリフォルニアはかつて のメキシコの一部だったころのスペイン語 風で、アリゾナやネバダへ入ると先 住民であるナバホ族の地名が多くなる。 例えば、ずっと東のミシガン湖の東岸は オランダ系の移民が開拓したことから それっぽい地名が多い。そのままずばり 「オランダ」という街もある。 もう一つのパターンは、有名人の名前を とったリンカーン、コロンバス(コロンブ ス)、マディソン(第4代大統領)の地名など はアメリカのそこら中に点在する。 ここインディアナ州マディソンもその ひとつ。 橋を渡ったオハイオ川の向こう側は ケンタッキー州で、時差も違えば消費税も 違う。 こじんまりしたダウンタウンはクラシカル な街並み。 田舎にありがちのアンティークショップ だらけのメインストリート。 最後は、いちいち名前をつけるのが 面倒だったのか、 ミズーリ州アマゾニア、メキシコ、 マイアミ、シドニー、カンザス州 マンハッタンなどの地名。 どれもすべて寒村。 しかし、さすがにここを見つけたときは ずっこけた。 アメリカ合衆国インディアナ州チャイナ。 「チャイナ」?! China?? まったく中国にゆかりがあるとは思えない のどかな村。アジア系が住んでいそうな 気配もまったくないが、きっと村人は 熱狂的な親中国派なのだろう。もしかする と中国のどこかと姉妹都市かもしれない。 この分だと探せばアメリカ合衆国Japan という地名もどっかの山奥にあっても 不思議ではない。かも?  まずはググってみてくれ。

Wendy's international HQ (Columbus,Ohio)

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アメリカ中西部は三月に入って、 日中だけ春先をわずかに感じることが出来 るようになった。しかし、ここの春という のは、日本のような優しく希望溢れる イメージとは違い、一年で一番過酷で 激しい季節といって過言ではないと思う。 春先とはいっても、朝夜は氷点下だし、 日中は大気が非常に不安定でトルネード が発生しやすい。竜巻被害の方は ピンポイントで、交通事故にあうくらいの 確率だが、雹の被害は地元の人にとっては 春の風物詩というくらい一般的だ。 雹といってもピンポン玉くらいから野球の 球くらいと大きさはまちまち。 しかしこれが降ると、まるでこの世の終わりか というくらいのすさまじい音がする。 雹が止むと、車のボンネットはボコボコになって おり、たまにガラスも割れている。 車屋さんなどは全ての車を屋根つきの 建物に入れられないので、このシーズンは 雹でボコボコの新車は何割か安売りする ことになる。毎年むしろよく売れる そうだ。地元の人にとってはどうせボコボコに なるんだからと、このシーズンに車が 安くなるのを待って買う人もおおいとのこと。 地上はせいぜいこの程度であるが、 空はさらにとんでもないことになっている。 これは土曜朝の中西部の飛行機の運休状況 (左上がシカゴO'hare空港、その右斜め下 のCMHがコロンバス) 普段の好天の日はこのようにものすごい 数の飛行機が各都市間を飛び 回っているが、この季節はストームを伴う 巨大な低気圧がちょくちょく現れ、文字通り 空が分断されてしまう。 ほとんどの飛行機が各空港で待機するか、 折り合いが合わなければ欠航になってしまう。 これをディレー、またディレー、最後に キャンセルという。 空港はの外は飛行機、中は疲れきった乗客で 溢れかえり、しばし怒号が渦巻く。 特にこの辺りのハブ空港である、シカゴ ダラス、ヒューストン、デンバー、 アトランタでの乗り換え乗客が多く、 一度はこれらの空港で乗り換えに失敗 して一泊する羽目に合うので、あの空港は 最悪だ!と、人々の記憶にずっと刻まれてしまうのだ。 --------------