Posts

Showing posts from January, 2013

Los Cabritos. Monterrey,Mexico Jan/2013

Image
メキシコ北東部、太古の昔の造山運動の激しさを 思わせる奇怪な形の山々に囲まれた、同国有数の 工業都市モントレー。テキサスの国境まで車で二時間 という距離にあり、米系企業の進出も多い。 北部の都市のなかでも良くも悪くも北米色が強い。 言い換えるとレストランもメキシコらしさが薄く、面白みにかける。 メキシコ人によると、ここは仕事をするだけのための場所で、 観光や余暇を過ごしにくる人はいないのだそうだ。   そんなモントレーでも、エキセントリックかつ ショッキングなショーウィンドーのレストランをよく見かける。   これだ。 大分以前に出張したハノイの街でよく見たことのある光景、犬のヒラキ?…   ではなくCabrá(山羊)の赤ちゃんの串焼きでCabritoと呼ばれるモントレー の名物料理だ。 肢体を切り開いた状態で串焼きにして、これ見よがしに ショーウィンドーに展示?するのがモントレー流。焼き始めのボディは 当たり前だが実に生っぽく、背骨肋骨がヴィジュアル的グロい。   注文は先ほどのヒラキを部位で指定する。胸、大腿、肩など。 手前の皿が胸、左奥が肩、中央がレバー。 幼少の山羊なので獣臭さは殆どなく、肉も柔らかく、脂肪が少なく 結構あっさりしている。 リブの骨の小さいこと、それとこれは前脚だろうか? まるで鳥のモモ肉のようだ。 ホッケのひらきのように串焼きにされた仔山羊のあばら骨が 頭に浮かんできたので、ビールを一気に飲み干した。   Sent via BlackBerry by AT&T  

São Paulo,Brazil その2

Image
サンパウロ、グアルーリョス国際空港からタクシーに 乗り込み、市街地を抜けるとほとんど渋滞もなく、山を いくつかと中規模の街をいくつか通過して2時間。 今回の目的地Limeira市はのんびりとした田舎の、 だだっ広い平原の中にあった。 ホテルはリメイラの市街地から少し離れた場所にあり、 日曜に到着したせいか、近くの店はすべて閉まっていた。 10月の終わり、南半球のサンパウロは現在初夏。 日曜の午後を散歩がてら街まで歩いてみる。 ひと気のない昼下がり。 街まで5kmくらいか?地図はないけどまっすぐ歩いて行けば たどり着くだろう。だめなら引き返せばいいんだし。 暑い。蒸し暑い。ひたすら歩く。 一時間近くかけてやっと街にたどり着いた。 暑さで水分が滝のように流失。 とりあえず街の入り口のバスターミナルで、その補充。 うますぎて、しばらくここで動けず、休憩。 SKOL...スコール...雨宿りしながら、冷えたビールをのんで 時間を潰す。そんな感じなんかな。   実際にそういえば一雨きそうな雲行きだ。 さっさとホテルに帰らねば。 帰り道で..... 火山の噴火のよう アリ塚である。 .....汽車の邪魔にならないのかな? 近寄って、蹴りを入れてみた。ものすごく硬い。 まるでコンクリート製のようだ。表面もまったく崩れない。   アリ塚というのは巣なのだが、これを人間のサイズに例えると ピラミッド級の集合住宅を重機も使わず素手と口で、そこら辺の 土や枯れ草を自らの唾液を接着剤にして作り上げてしまう。 なんというエコなやつら。 これが建設開始の状態。   気がつかないうちに盛り盛りになってくるというから、その工期 は一週間もしないらしい。 エジプト人が国家事業で20年近くかかるピラミッドみたいな ものを、知らない間にそこらへんでボコボコ作ってしまう。 よく考えたらすごいだろう、不眠不休、年中無休で仕事するに違い ない。ひどいブラックな社会なんだろうな、あり社会って。 アリに生まれなくて良かったと思う。   この巣をアリは数年で放棄するのだが、ありが住まなくなった