僕がグリーンカードを取ろうと決断した理由 No3 駐在員の首輪

外国人がアメリカで合法的に暮らすには、
グリーンカード(移民ビザ)または労働ビザ(非移民ビザ)
が必要になる。多くの駐在員は労働ビザを取って
ここで働いている。
このビザと雇用者は紐付いているので、転職した場合
そのままビザを持ち続けることができない。
事実上この労働ビザが、日本の本社が駐在員を拘束出来る最強
の首輪となっている。一方グリーンカードは、雇用者と
紐付けされないので、その気になればアメリカで転職ができる。
だから日本の会社はなかなか社員にグリーンカードを取らせる
ことはしない。(ことがより多くなった)
そのようなことを目論んだ駐在員は次の人事異動でどこかへ
飛ばされる。日本の会社の多くは、駐在員が外国に根を下ろして
現地人と仲良くし、人脈を広げることをよく思っていない。
駐在期間が長くなる前に(腐る前に)定期的に配置変換
しようとする。
同じ人間がずっと同じ国にいると、悪い人間と付き合うようになり
その結果悪いことをするに決まっていると考えている。
要するに本社からのコントロールが効かなくなるのを
嫌うのである。好待遇の海外駐在員ではあるが、
日本からの辞令一枚でいつかは終わりが来る。

では、こっそりと駐在員が会社に知られずにグリーンカードを
とれるか?現実的なものは以下のケース。
  • アメリカ人と結婚する。
  • グリーンカードくじ
  • アメリカの会社にグリーンカードをサポートしてもらってその会社に転職する。

アメリカにいくら10年だろうが20、30年住んでいても
グリーンカードを持っていない人はめずらしくない。
滞在の間にビザが切れて不法滞在になってしまった場合、
さらに取得は難しくなる。

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