Trail run Zzyzx rd, I-15 exit 239. Mojave desert in California.

カリフォルニアからネバダ、ユタへと南北に走る Interstate high way 15.

ラスベガスまであと一時間という砂漠のど真ん中、Exit 239

一瞬だけ視界をかすめる奇妙な看板、「Zzyzx rd」.... 怪しい…

強烈に興味を引くミステリアスな出口だが、 通常のドライバーは一瞬の「???」のみで

この道のことは、きっとラスベガスのネオンですっぽり記憶から脱落するはずにちがいない。

もし仮に時間があるからと、このZzyzx rdにおりてみても、カリフォルニア最大の

Mojave desert (モハヴェ砂漠)の真っ只中に出るだけ。

怖いくらい何もない。後に続く車もない。かすかに見えるI-15本線を走る車。

本当に砂漠に一人取り残されたような孤独感がすごい。無音の世界。

この道を15分くらい車で行くと、車道の行き止まり。そこから先は更に奥地へトレイルが続く。

実はここにはかつて温泉があり、ここで営業していたオーナーが電話帳で

絶対に最後に載るようにZzyzxと名付けたのがここの名前の由来。

ザイゼックスと発音する。かつては保養地として繁盛していたが、オーナーが

薬事法違反と、そもそも国有地で勝手に営業していたのが発覚し、あえなく逮捕。

その後は廃墟になって現在に至る。

在りし日のZzyzx保養所。現在は敷地の一部をカリフォルニア大学の研究室が
使用しているが、人の気配はない。
砂漠のオアシス。

温泉跡地。荒涼とした砂漠を見ながら湯に浸かる。

熱射病の危険を冒して、砂漠Runを敢行。

2リットルの水分補給で1時間。干上がる寸前に車に戻ってきた。

飛行機の滑走路跡は砂利道でむちゃくちゃ走りにくかった。

人間は僕しかいなかったが、野生の山羊の群れに遭遇。

まるで悪魔の化身のようなグルグル巻の恐ろしげな角をつけたやつらで

全く勝てる気がしなかったので、カメラを向ける勇気がなかった。

 

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